meets KYOTO Leather TSUYUSHIBA
FUJITAKAが、日本で古来伝承されてきた京都伝統工芸の技法で新しい革の価値を創造する京都レザーと出会い、日本の鞄職人の伝統技術と融合、メイドインジャパンの力を集結して日本の美意識を表現しました。露芝は、能装束の唐織や摺箔によく見られる優雅な文様です。芝草は葉の色の変化から季節の移ろいを感じさせ、芝草についた露は、朝の陽射しとともに消えゆくさまを儚いものと喩え、和歌などに用いられました。四季の美しさや儚い風情を現した「露芝」は、日本情緒の豊かさと美意識が感じられる文様として、現在でも四季を通じて使われています。古来からあるこの模様を、大変貴重な和牛の革に手捺染と呼ばれる手法を使い、京友禅の職人の手により顔料染やプリントではみることのできなかった、革本来の風合いを失うことのない美しい革に染め上げました。